改めて、病院で処方/販売される"クスリ"と、市中で販売されている"健康食品"の
根源的な違いについて考えてみましょう。
一般的な認識としては、「クスリ=安全、安心で効き目が確実なもの」、
「健康食品=効果が不明確で高価効き目は体質次第」でしょう。
経済的には、一般的には「クスリは保険適用により実質負担は安価」。
「健康食品は法外に高価」なものです。
効果が不明確ながらも高額な健康食品が氾濫している現状では、
健康食品に対する法規制が問題化するのも当然の成り行きと言えるでしょう。
しかし、十人十色、百人百色の病気と体質が存在する中では、
「効果が低いにも拘らず高価なクスリ(抗がん剤)」が存在する一方で、
「相性が合えば高い効果が得られる安価な健康食品」も存在するのです。
真剣に探せば、自身に適合するホンモノを手にすることも不可能ではありません。
クスリと健康食品の境界線は、必ずしも自然の摂理に従ったものではなく、
人間の決めた法律上の区別に沿っているだけです。
つまり、薬事法の手順によって認定された成分はクスリで、
万人が認めていても費用と労力を費やして認定申請されなければ、
いかに効能があろうともクスリと認定されることはありえないのです。
これが民間療法と呼ばれるもの。
玉石混交ではありますが、自分のカラダに合う食品ならばクスリより効く場合もあるのです。