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コレステロールの意外な抗癌性

コレステロールは一般には肥満、またはメタボリックの象徴として、 体内物質の悪玉の代表格として語られ、血液中の数値が少ない程に健康とされるのが通説となっています。

この通説は通常の健康状態では是ですが、 がん(悪性腫瘍)に罹ってしまった場合には、非となります。 一般には知られていないのですが、コレステロールにはがん細胞の増殖を抑制する力があるのです。
これは、医療関係者には常識とも言える事象ですが一般人には、なんとも意外な真実です。 論文も多数執筆されて発表されていますが、 一番判り易い例が抗がん剤等の投与後の嘔吐や食欲不振で痩せ細った患者が、 一気に悪化する現象です。基礎的な栄養の不足から体力の低下を招き、 免疫力の低下に従い加速度的なガン細胞の増殖を招くという悪循環なのですが、 ガン細胞抑制の歯止めとなっていたコレステロールが激減することが大きな原因とされています。
従って、がんが見つかった場合には、食生活を改める必要はあるのですが、 極端な菜食主義への変更も体調をさらに悪化させてしまう原因となりかねないのです。

普段からの野菜中心の食生活は奨励されるべきで、 現に米国ではガン発症の比率を下げるために最も効果のあったのが、 「野菜を食べよう!」というキャンペーンだったのは特筆されるべきでしょう。 しかし、極端な菜食主義は考え物です。 この類の人々にがんが発症した場合には抵抗力が弱いことが多いために、 尋常ではない速さでがん細胞の増殖や転移が発生するのは、 コレステロールの絶対数の不足に起因すると考えられるのです。

たんぱく質も脂質も"摂り過ぎ"が良くない事には間違いないのですが、 全く摂らないことも問題を引き起こすということを憶えて下さい。 極めて当たり前のことなのですが、 多様な食材を食べることで多様な栄養素を体内に取り込むことこそ、 健常、病床を問わず大切な食生活の基本なのです。

無駄な栄養素など何も無いのです。

ただ、我々、患者もしくは患者家族にできることは
「食べること!」
「吐いてさえも、食べること!!」。
この基本の先にしか奇跡は起こりません。
バランスが取れている限りは、全ての栄養素は闘病の味方なのです。 しっかり"食事"を食べて下さい。




 

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