抗がん剤で全てのがん(癌)が治るわけではありません。 健康食品で確実にガンが治るわけでもありません。 抗がん剤でしか治せないガンもあれば、 抗がん剤で治らないにもかかわらず健康食品で治せてしまう癌もあるのです。
残念ながらガンの発生原因が完全には特定できてない現状の医療では、
決定的な治療法はまだなく3大療法(手術,抗がん剤,放射線)の組合せでさえ試行錯誤の段階でなのです。
ましてや、抗がん剤は次々と新薬が開発されていますが、
それぞれが患者の体質によって効果の大小が激しく、(副作用は一様に大きい)
決め手となる薬品はまだ開発されていません。
遥か昔1990年代の未来展望では、 ガンの特効薬は20世紀初頭に開発されることで、 ガンが死因の上位から消失すると予測されていました。 しかし、現代ではより混迷は極まり、
経済産業省が2005年に発表した10〜20年後の科学技術の進歩を予想した「技術戦略マップ」にても、 がんの特効薬は20年後でもまだ開発されないと予測され、むしろ後退の感さえ漂っています。
楽観的な見通しとしても、「抗がん剤を効果的に患部に投与する技術の進歩などで、 がんの5年生存率が現在より全体で20%向上する程度の改善しか見込めない」というのです。
がん(癌)という疾病は長らく一部の臓器の機能不全と捉えられていたため、 今日のように全身の免疫疾患が原因であるとの認識が薄かったための研究後退とも言えます。
従い、旧来の抗がん剤は、 がん細胞を殺すのは当然として、周辺の正常細胞までも壊死させることが多く、 かえって患者の寿命を縮めてしまうかのうような副作用まで発症する程でした。
がん(癌)という疾病を免疫不全を主因とした全身疾患と捉えた取り組みは、 ようやくに、日本でも受け止められつつあり、 やっとのことで腫瘍科としての取り組みが開始されつつありますが、
"白い巨塔"の改革にはまだまだ政治的な時間が必要な模様です。
上記のような医療事情、時代背景であったため、 今日でも日本の殆ど病院ではまだがん患者の取扱いは、 外科もしくはそれぞれの器官科が担っているのが現状です
これら既存医療機関の医師達は、 外科手術等には高い技術を持っている確率は高いと思われますが、 新薬、新治療法、 ましてや健康食品の補助的な活用には疎い保守的な人種が少なからずおられます。
医師自らが新しい情報を患者に対して発信してくれるのを期待するのが人情ですが、 担当医師がこのようなに先進的であることは極めて稀な事象と言えます。
旧態依然とした治療で漫然と時間が過ぎてしまうのを避けるため、 患者が自分自身で新しい治療法を探し出し医師へ提案するべきです。
煙たがる先生もいるでしょう。
呆れる先生さえいるかもしれません。
しかし、世の中の殆どの誠意あるお医者様は、
丁寧にそれぞれの可能性について、少なくとも彼らの私見を説明してくれるはずです。
先生との信頼関係は大事にしましょう。
しかし、妄信では何も生み出しません。
可能な限り自分で情報収集し、自らの未来を切り拓く気構えが大切です。