小児がんの一種に網膜芽細胞腫というがんがある。 早期発見で手術できれば95%以上の生存率だが、 発見が遅れがん細胞が脳転移すると命を脅かす恐ろしいがんだ。
この小児がんはがんが進行すると、 視力低下や失明といった症状が出るが、このような症状が出るまで進行してしま うと、治療が非常に困難になる。
網膜芽細胞腫という小児がんは、 細やかな自覚症状を訴求できない子供に代わって、 保護者が異常に気を配って早期発見、早期治療せねばならないのだ。
しかし、この小児がんを簡単に安く一般の保護者でも早期発見できる方法がある。 子供を撮ったデジカメの画像を観察するのだ。
網膜芽細胞腫という小児がんを患っている子供は、 写真を撮った時に目の瞳孔が白く写る現象が起きるのだ。 この現象は、小児がんの発病のかなり早期から発現するもので、 病気が進行るほど頻繁に観察されるようになる。
デジカメの写真を観察するだけで、 小児がんを早期発見する手法は、 アメリカの小児眼科の専門医たちが研究し、論文発表した。