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抗がん食品の比較法・選定法

健康食品がブームとなっていることもあり、世間には抗がん健康食品の販売店は乱立しています。ここでは、迷った時の販売店の選別方法のヒントを記します。

栄養成分表示を確認する

信頼できる商品であれば、栄養成分表示が表示されています。これは、健康増進法という法律で表示のルールが決められていて、表示の項目から順序、文字の大きさまで指定されているのです。

製品の単位重量(100mgや1粒)辺りの下記の成分が、下記の順序で表示されるのです。

  • エネルギー(kcal)
  • たんぱく質
  • 脂質
  • 炭水化物(糖質と食物繊維に分けて表示しても可)
  • ナトリウム

見過ごされがちな栄養成分表示ですが、これを確認するだけでも本物の健康食品を購入する手がかりとできるのです。 まず、栄養成分表示がキチンと記載されているのは最低限の必要条件です。 本体だけでなく、販売チラシや販売ホームページでも確認できるはずですので、確認しましょう。 もしも、表示が無い、欠落している等の商品は、表示に不都合な理由があるはずです。 または、表示成分の順序が違うような商品でも、何某かの作為があると考えられるので要注意でしょう。
このように、栄養成分表示は邪険にできるものではなく、 簡単に販売店の善意と悪意を垣間見ることができるのです。

また、栄養成分表示以外にも、機能性成分の表示を見つけることができます。 「ビタミン、ミネラルも豊富」との宣伝文句は常套手段ですが、具体的な含有数値の記載を確認しましょう。 「豊富」だが数字が言えないのは、 言い換えると「精製度が低く不純物が残存している」もしくは「何かの添加物が入っている」ということです。 たくさんの栄養素が入っているのはありがたい気もするのですが、 目的とする抗がん機能性成分が少なくなっては本末転倒です。ビタミン、ミネラルは別に購入する方が安価に良質のモノが購入できるはずです。 欲張らずに堅実に目的の成分の含有量と価格を比べることが大事です。
パン酵母のβグルカンならばベータ1,3Dグルカンの含有量を、サメ軟骨ならばコンドロイチン硫酸の濃度を 数値で確認することが重要です。
「○○を配合」や 「△△が豊富に含まれています」と記載だけで 具体的な含有量の数値表記がない製品は、低濃度であることが多いのが現実です。

目的とする成分を限定する

「ビタミン、ミネラルも豊富」と宣伝されている商品は、 言い換えると「精製度が低く不純物が残存している」もしくは「何かの添加物が入っている」ということです。たくさんの栄養素が入っているのはありがたい気もするのですが、目的とする抗がん機能性成分が少なくては本末転倒です。欲張らずに堅実に目的の成分の含有量と価格を比べることが大事です。
パン酵母のβグルカンならばβ1,3Dグルカンの含有量の確認が必要であり、サメ軟骨ならば、コンドロイチン硫酸の濃度を 数値で確認することが重要です。
「○○を配合」や 「△△が豊富に含まれています」と記載だけで 具体的な含有量の数値表記がない製品は、低濃度であることが多いのが現実です。

薬事法への対応を見極める

薬と健康食品を消費者が区別できるように定めた薬事法の広告制限には 異論反論が多々あります。 善良な販売店では、薬事法に準拠して、成分の説明しか述べていないため、 効果、効能が全く不明です。
反対にあからさまに薬事法を破って効果効能を前面に押し出して、 「治る! 完治!!」と体験談と論文引用で消費者を煽る販売店が多数あることも事 実です。違法行為を省みることもなく、売るが勝ちとばかりに 効果効能を喧伝して、まさに商売に勤しんでいるのです。 弱者の足元をみるような商売をしているような販売店は考え物です。

効果、効能はもとより、体験談や論文の引用も禁止行為ですが、 平気で使っている販売店に対しては、熟考が必要です。 私達にはHit&Away(ヒット・アンド・アェイ)つまりは 「手っ取り早く一儲け」して「逃げ出す」体制のようにしか見えません。

残念ながら私達の生きる世間は、虚実が入り乱れて成立している事実を受け止め、 なんとか真実を見抜く眼力を養う必要が在ります。

純度と価格のバランスを見極める

ベータグルカン, フコイダン, コンドロイチン硫酸etcの効能をもたらす機能性成分が明白な場合には、 機能性成分が多い=純度が高い商品の方が効果・効能を期待できることになります。 もちろん最終的には、費用対効果で計られるべきなので、 高純度でも価格が高いようならば、低価格品を多く買った方が、機能性成分を効率的に摂取できる場合もあります。

このようにβグルカン、フコイダン、コンドロイチン硫酸は値段とバランスする限りは、高純度の商品が良品です。 しかし、ここで注意すべきは誇大広告や虚偽広告で、低級品が高価格で販売されていることです。 もっとも科学的な組成がハッキリしているβグルカンを例に挙げてみても、 「90%以上のベータグルカン含有!」と銘打って販売している商品が少なからず販売されています。 しかし、これらの背景を調べると全て「実は...」という内情であり、 下記ような数値を"純度"として表示・宣伝していた商品でした。

  • (a) スポットで測定した最高数値を喧伝に採用(最低保障の含有率は小さく表示)
  • (b) 原料純度との勘違い(意図的な場合も...)
  • (c) 炭水化物総量に対する比率をβグルカン純度 との独自解釈を採用(勘違い?)

βグルカンの本場である米国でさえも 商業的に生産されているパン酵母ベータグルカンの最高純度は 85%以上が最高の保証値です。 上記の販売店が公表している米国の製造元にも確認しましたが、 90%以上のβグルカン濃度の商品は、もちろん市販流通されていません。
にも、かかわらず、90%以上、中には98%, 99%がベータグルカン!とした商品さえあります。
98, 99%純度は、表示怪しい商品にしか表示が無いので、看破することは容易ですが、 90%前後の商品が微妙なゾーンと言えます。 最も解りやすい数値としては、純度に含まれるべき水分です。 なお、成分表示は製品全体に対する重量比で表示しなければならないのですが、 サラサラの粉末状態の健康食品でも一般的には、5〜10%の水分を含みます。 パン酵母由来βグルカンでも水分比率は同様に通常5〜10%程度で、 低くとも4〜6%だそうです。
となると、上記のような98%のβグルカン濃度の商品は、明らかな誇大広告なのですが、 6%の水分を考慮すると、90%前後の商品がなんとも眉唾であることが伺えます。

機能性成分は、もちろん濃度が高い商品を選ばねばなりませんが、 販売店の意図的とも思える勘違いの高濃度表示が散見されるため高すぎる純度・濃度には注意が必要なのです。 総合的に販売店の信用力をシッカリ見定めることが重要です。

会社法人組織からの購入

個人事業主の代理店を使ったクチコミ商法が多いのも健康食品の販売手法の特徴です。 手軽に始められ、また即座に辞められために、小遣い稼ぎのつもりなのでしょうか、 その多くが全く別業態の企業が販売手数料目的で代理店契約していること多く、 極端な例では、個人契約となっています。
最低限は、特定商取引法の表示が整然されていていることを確認しましょう。 株式会社や有限会社のような会社組織は、 所定の手続きを経て法務局に登記されると法人格を持ち、 社会的な責任と信用力を持つようになります。

法人登記は面倒です。しかし、公証人役場で定款の認証を受け、 銀行に資本金を払い込み、法務局で登記手続きをし、 毎年決算を行っているだけでも、信用力を加味されます。そのために、何かのトラブルの際にも個人ではなく、与信のある法人であれば責任の所在が明確なのです。

全ての販売店は、最低限の覚悟を持って、他人様の生命に関わるのだという態度を示して欲しい ものです。(もちろん株式会社にも善良とは言えない販売店があります。)

以上、難しくなってしまったかもしれませんが、 最後は自分の直感を信じるしかありません。
「怪しい」と思った商品や販売店からの購入品ががん(悪性腫瘍)に効くとも思えません。 疑問点があれば、電話で確認し、それで納得できた商品だけが、 あなたを救うとも言えます。そこまでやれば商品も回復も信じられるはずです。

プラシーボ効果ではありませんが、 がん細胞との対決において、精神状態の安定も重要な要素であることが解ってい ます。安らかな気持ちで、楽しく過ごすことで、活性酸素を抑制する効果が得ら れるのです。 「効くのだろうか」と疑心暗鬼なオドオドした状態で日々を過ごすのではなく、 調べつくして信じきることで道が拓けるのです。

そのための調査は、手間ではありますが、 がん回復、転移阻止、治癒への足掛かりですので、頑張って下さい。



 

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