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がん細胞への栄養を遮断する健康食品

がん細胞も細胞ですから生命維持には酸素と栄養分が必要です。
体内にがん細胞が発生すると、 既存の血管からがん細胞へ向かってバイパスのような新しい血管が延びてゆきます。 この血管は「新生血管」と呼ばれており、 この血管を通して悠々と栄養を補給するようになったがん細胞は 死滅どころか分裂によって新たながん細胞の増殖に余念無く取り組みこととなります。
それどころか、新生血管を通して、がん細胞の一部が流出することによって、 転移の原因ともなってしまうのです。

この新生血管の生成を阻害することができれば、がん細胞が増殖に必要な栄養の供給が絶たれ、 がん細胞の増大が抑制され、時にはがんの死滅が期待できるわけです。
また、がん細胞の他の臓器への往来も抑止できるため、 遠隔臓器などの不測の転移の可能性も抑制することができるのです。

閑話休題:この新生血管は目の病気の際にも発生します。
通常であれば血管の存在しない角膜は体内で唯一に透明な細胞です。
しかし、コンタクトレンズ等の酷使によって、角膜を傷めると周囲から血管が発 生した角膜が濁ってしまいます。最悪には失明もありうる恐ろしい状態なのです が、この時に発生する血管も新生血管と呼ばれています。

この新生血管の生成を阻害するのに有効とされている健康食品は、 下記のようなものが挙げられます。

  • サメ軟骨
  • サメ抽出エキス

サメ軟骨に抗がん機能が期待される背景

古くは海洋の食物連鎖の頂点に君臨しているサメ(鮫)の頑健な健康体の研究に遡ります。 サメは、海の中に天敵が存在しないばかりか、病気にもならないのです。 風邪をひくこともなければ癌にもならない、この驚異的な生命力が注目されたわけです。 (実際には非常に少ないながら風邪を引くサメも存在するそうです。)

人間をはじめとする哺乳類の多くでは、軟骨は間接部分にしか存在しません。 しかし、サメの体は全身が殆ど軟骨で形成されているという特殊な構造で形成されています。 この軟骨がサメの健康体の秘密との仮説が立てられ、 分析が加えられた結果、非常に多くの「ムコ多糖体」が含まれていることが判明しました。 「ムコ多糖体」は人間の軟骨でも関節の潤滑性に不可欠の物質で、 摂取することで関節痛の緩和に効果があることはすぐに確認がされました。 その後、いくつかの実験を経て、 「サメ軟骨が癌の治療に有効である」という理論というよりも、 経験則が湧き上がってくるようになりました。 自身の体の不調な部位に対する治療を、 他の動物の同じ部位を食すことに求めるのは、 漢方薬によく見られる極めてアジア的な思考ですが、 欧米人がこのような思考に同調したのは興味深い経緯と言えます。

サメ軟骨の癌治療への適用が脚光を浴びるようになったのは、1993年からです。 アメリカの人気ニュース番組「60 Minutes」で、 「29人の末期ガン患者が16週間に渡ってサメ軟骨の粉末を経口摂取した結果、 前立腺ガンの末期で歩けなかった83歳の元ボクサーがわずか4ヶ月の治療で、 ジョギングできるようになった」という特集が放送されたことです。 特集の実験は、キューバ陸軍の医師グループの協力で実施されたもので、 番組は日本での「報道特集」のような質の高いドキュメント番組であったこともあり、 大変な注目を集めるようになりました。
(※「60 Minutes」は2007年5月現在に日本でもTBS系列で毎水曜25:55から放映されています。)



サメ軟骨を中心とした軟骨の新生血管阻害の研究

欧米を中心として、多くの研究機関で実験が継続されています。 がん細胞を直接に攻撃するものではないため、 摂取による有意性を厳然と証明するのは困難のようです。 そのため、「有効性が確認された」という研究と、 「効かない」という研究が交互に発表されています。

1988年:米国のアタッシ博士
ネズミでの治験で、対照群では21日間で腫瘍が2倍に増大したのに対して、 サメ軟骨を与えたグループは腫瘍が逆に17%小さくなった。 開始2週間で差異が現れ始めたのは、 腫瘍が増殖に必要な血管のネットワークをつくるのに必要とした時間を示す。
1990年:米国のレンジャー博士
軟骨の披験物が寄与する鶏の有精卵の鳥胚の絨毛尿膜に出来る新生血管の阻害状態を 「サイエンス」誌に発表。
1993年:米国のウイリアム・レーン博士
サメ軟骨に制ガン作用のあることを発表。
1999年:モントリオール医科大学
サメ軟骨の服用が創傷における血管新生を阻害する臨床効果

サメ軟骨の癌への効果・効能は科学的な知見には乏しいと言わざるを得ないでしょう。 しかし、私達の周りの口コミ情報では、「回復に有効だった気がする」という意見も少なくないのです。 もちろん、サメ軟骨だけを摂取してわけではなく、病院での治療を継続していた方々です。 特徴的なのは、共通して免疫力の向上にも注力していた結果だったことです。




サメ軟骨の選び方

有効な機能性成分は「ムコ多糖体」とされています。 従い、ムコ多糖体をより豊富に含んだ商品を選ぶことが大切ですが、 ムコ多糖類の中でもコンドロイチン硫酸の含有量の大小によって製品の良し悪しが計られます。 濃度と価格のバランスに注意して、商品を選択して下さい。

加熱に注意

機能が期待される「ムコ多糖類」は約60℃で分解されてしまいます。 つまり、製造工程や摂取時に60℃以上の温度を加えてしまうと、 もはや無意味な物質となってしまうことに注意しましょう。

カプセルではなく、錠剤や顆粒に加工されている商品では、 加工工程で加熱されることがありますので、製造方法の説明をよく読む必要があります。

もちろん、摂取時も熱湯は避けて下さい。

「匂い」の除去

独特の匂いがあるため、摂取時に不快感を感じる人も多いようです。 逆にこの不快感が効能の隠し味とを信じる人(販売店)もいます。

匂いを消した商品もあるので、患者さんのストレスが少ないものを選択して下さい。

「濃縮」は費用対効果

販売店から特に大量摂取を進められるのがサメ軟骨の特徴でもあります。 しかし、これだけで満腹になるのは不健康です。 物理的な摂取量を軽減できる濃縮エキスタイプも販売されていますので、 これらを検討してみて下さい。ただし、濃縮分だけ価格が高くなるので、費用対効果を量る必要があります。




 

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